日本一般臨床矯正研究会例会「予防矯正」の勉強会に参加
投稿日:2024年11月23日
カテゴリ:スタッフブログ
先日、当院の日本一般臨床矯正研究会の例会に参加し、テーマである「予防矯正」について学びました。
予防矯正は、成長期のお子さまの健康を守るために、歯並びや噛み合わせを整え、将来の重大な疾患を未然に防ぐことを目的とした治療です。歯列矯正には大きく分けて「審美と機能」を重視する治療と、「健康と機能」を重視する治療がありますが、予防矯正は後者に該当し、全身の健康に深く関わるものです。
特に健康を重視した矯正治療は、心不全や癌といった命に関わる疾患のリスクを軽減する可能性があることが注目されています。このような未来の疾患を防ぐことを「未病」と表現する専門家もおり、その意義は非常に大きいとされています。
しかし、実際に子どもたちを診る中で気付かされるのは、日常的な苦しみに直面している子どもが少なくないという現状です。それが「低酸素」に起因しており、これが慢性的な健康問題や病気の大きな原因となる場合があります。耳鼻科を訪れる子どもの多さも、こうした低酸素の影響を示す一例と言えるでしょう。
当院では、「健康と機能」を重視した矯正治療を通じて、患者さま一人ひとりの未来を支える治療を目指しています。成長期のお子さまの健康が気になる方は、ぜひお気軽にご相談ください。
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